個人での不動産買取のメリット
マンションを売却するにはどのようなメリットがあるのだろう?
マンションなどの不動産を売却する方法には、一般的な売却手段である「仲介」と、
直に不動産会社と売買する「買取」があります。
どちらも不動産会社(以降、業者と表記)を通して進めるのですが、売却の手続き・費用・スケジュールの面で明確に異なる点(メリット・デメリット)があります。
大手企業で不動産の買取をするメリットについて
まず、「仲介」による売却は、業者に売却を依頼して買主を探してもらう方法です。
ネット媒体や折込チラシなどによって購入希望者を募り、契約に至った際には規定の仲介手数料を支払います。
売却の依頼から契約までの期間はおおよそ2~5か月ですが、買主が必ず見つかる保証はなく、売り出した金額で売却できる保証もありません。
次に「買取」による売却は、業者自体が買主となる方法です。
直接の売買となるため仲介手数料を支払う必要がなく、売買金額について折り合いがつけば、最短で2週間、長くても2ヶ月程度で現金化が可能です。
業者が「買取」ってどうするのか。
マンションを買い取った業者は、内装の修繕や水回り機器交換などの工事を行い、自らが売主となり再販売するのです。
このような買取して再販売を専門に行う業者は増加傾向にあり、買取金額が会社によって異なる場合もあるため、複数の業者に相談し、金額交渉するのも良いでしょう。
「仲介」と「買取」ではそれぞれどんなメリットがあるのか。
「仲介」のメリットは、業者ができるだけ相場に近い高値で売り出してくれることです。
しかし、「必ず売れるのか」「いつまでに契約できるのか」ということについては不明確ですし、契約後には仲介手数料という費用負担が発生してしまいます。
「買取」のメリットは、仲介手数料が発生しないことと、前述の通り短期間での売却も可能なことです。
ただ買主側の業者は、リノベーション費用を掛けて相応の利益も確保しなければならないため、買取金額は相場よりもかなり低い金額になることが予想されます。
一般的に相場の6割程度と言われています。